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銅鐘

彫刻・工芸・建築/その他

暦応三年二月十五日の銘あり

南北朝時代の暦応3年(1340)に権少僧都豪海が、鋳物師の物部光連に造らせた銅鐘です。鐘の銘文には、平安時代後期の天暦6年(952)に村上天皇の発願によって京都から奉納され、その後仁平3年(1153)に鳥羽上皇の院宣により改鋳され、のちの暦応3年(1340)に鋳直されたことが記されています。いずれも、都と密接な関係を有していたことを物語っています。